不動産購入を検討している方にとって、内見で物件の状態や周辺の環境を確かめることは非常に大切です。物件の実際の雰囲気や周辺の印象は、インターネット上の情報だけでなく自分の目で見なければわからないことも多いもの。ここでは、内見の際に心がけておくべきポイントをお伝えいたします。
一般的に、物件から最寄り駅までの所要時間は80mを1分として示していることが多いです。しかし、これはあくまでも目安。人によって歩く速さは当然違いますし、坂などがあれば平らな道とはかかる時間も変わってきます。そのため、物件から駅まで実際に自分で歩いてみるのがおすすめです。 またバスを使う必要がある物件の場合、最終バスが夜の比較的早い時間に駅を出てしまうケースもあるため、時刻表で最終バスの時間を確認しておくのがよいでしょう。
内見の際は、できるだけ物件の周辺を歩いて生活環境を調査しておきましょう。 ●騒音や悪臭のチェック 毎日暮らす場所となるため、なんらかの問題があると心身を安らげることができません。時間帯や平日・週末によって変わることもあるので、複数回チェックするのもよいでしょう。入居するまでわからないことも多いポイントですが、できるだけ後悔しないようにしておきたいものです。 ●必要な生活関連施設のチェック コンビニやスーパー、クリーニング店、銀行などの金融機関といった、日々の生活を送るうえで欠かせない店や施設が近くにあるかどうかは重要です。物件周辺だけでなく、最寄り駅周辺についてもチェックしておきましょう。
日当たりのよさを確認する場合、方角に加えて、日が差し込みやすい間取りかどうかチェックする必要があります。よく東向きや南向きが日当たりのよい方角といわれていますが、縦に長い間取りの場合は奥の部屋まで日が差し込まないケースも。逆に横に長い間取りは日差しが入りやすく、部屋全体が明るくなることが多いです。また、内見の際は正確な方角を確認しにくいので、内見後に地図で部屋の向きをチェックしておきましょう。
住宅地などにある物件の場合、朝や昼間の明るい時間帯は人通りが多くても、夜になると人けが少なくなる道が多くあります。駅から距離のある物件の場合は、特に注意が必要です。夜になっても駅からの帰り道が安全であるかどうか、気をつけておいてください。